コーヒー豆は出荷される数ある工程の中で様々な原因で欠品豆が発生します。
欠品豆の中には一粒入るだけでコーヒー味を劇的に悪影響を与える種類のものも存在します。
しかし、欠品豆をすべて取り除くとそれはそれで奥行きがない味になりますので珈琲はなかなか奥深い飲み物です。
当店では品質の均一化と味の向上を目的として特定の割合の欠品豆をハンドピックを焙煎前、焙煎後の2回取り除いき作業を行っております。
このページではその対象となる欠品豆をご紹介いたします。
欠豆・割れ豆
乾燥工程でムラがあったり、輸送途中で割れてしまった豆です。
欠けたり、変形したりしているもので煎りムラが発生し、味のばらつきが発生する可能性がある欠品豆です。
貝殻豆
発育不十分の豆で煎りムラで味のばらつきが発生する可能性があります。
虫食い豆
その名の通り虫食いの豆です。異臭や雑味の原因となり大きく味に影響を及ぼしかねない欠品豆です。
未成熟豆・ペルジ
十分に発育しなかった未成熟や発育前の摘み取られた豆です。嫌な酸味や渋みが出ると言われている欠品豆です。
パーチメント
胚乳の外側にある皮のことでその皮が残った状態の豆です。
皮がついたままですので煎りムラなどが発生し、えぐみや渋みの原因となりえます。
レッドスキン・パケッタード
乾燥時に雨に当たると発生してしまう欠品豆です。
味が希薄になってしまうと言われている豆です。
発酵豆
コーヒーチェリーから発酵する際に発酵しすぎた欠品豆です。
腐っているので珈琲の香りに影響が出ます。
黒豆
発酵豆のもっとひどい状態のもので発酵豆と同じく異臭の原因となる可能性があります。
カビ豆
生豆にカビが発生したもので、香りや味に影響を与える欠品豆です。
死豆
水分不足で煎りムラになり味のばらつきの原因となりうる欠品豆です。
異形豆(ピーベリー・大型豆・小型豆)
規格に対して大きすぎる豆、反対に小さすぎる豆や、単豆と呼ばれるピーベリーです。
ただしピーベリーはピーベリーだけ集めた希少性の銘柄としてあるため、そうでない場合のピーベリーは欠品豆扱いとなります。