ドリップバックの美味しいアイスコーヒーの淹れ方

今回はドリップバックコーヒーで美味しいアイスコーヒーの淹れ方を解説します。

といってもドリップコーヒーと要領は同じですので、普段ドリップコーヒー派や市販でコーヒーを楽しまれる方もご参考にしていただける内容です。

POINT

少し濃い目(蒸す時間を30〜35秒、普段より5〜10秒伸ばす)に淹れてお酒のように氷で割る感覚で淹れるとOK

1.グラスに60gほどの氷を入れる

氷をグラスに淹れます。
ドリップバックコーヒー8gで120ccほどにしたいので60gぐらいの氷をグラスに入れます。

お湯の量を正確に量りたい場合はドリップバックをセットした状態で料理で使うはかりをセットし、0gに合わせておきましょう。

2.ドリップバックをセットし、30〜35秒ほど蒸らす

ドリップバックをグラスにセットし、お湯を沸かします。

水の不純物を除去するため一度沸騰させてから97〜95度まで冷やします。
(水道水をお使いの場合は10分間沸騰させると塩素などの不純物が除去できると言われています。)

お湯の温度が下がったらポタポタと1滴1滴垂らすようにお湯を落とします。

このとき、ポットはできるだけ先端の細いポットがあればそれを利用します。お湯の出方をコントロールしやすくなるためです。

水は乾いた方に広がる習性を持つので慌てずお湯を垂らし、最初の1滴がグラスに抽出されない程度にコーヒー豆全体を蒸らします。

その状態で少し濃い目の抽出をしたいので30〜35秒ほど待ちます。

新鮮なコーヒーはこの時にむくむくとガスが吹き出し盛り上がっていきます。ぜひその時の香りと瞬間もお楽しみください。(深く煎っているコーヒーほどガスが出やすく盛り上がりやすいです。)

3.お湯を徐々に注いで完成!

蒸らし終わったら出来るだけドリップバックの端にお湯がつかないようにお湯を注いでいきます。

お湯が端を伝ってしまうとコーヒーの抽出を通らずそのままコップにお湯が流れしまうためです。

これも出来るだけ細い線になるようにお湯を注ぎ、白い泡が立っていないところをめがけて移動しながら注ぎます。

白い泡はコーヒーエキスが抽出された証拠なので注ぎ終わった後は白い泡が万遍なく出来ている状態が理想です。

120cc注ぎ終わったら最後の1滴まで淹れきらずドリップバックをグラスから外します。

ドリップバックを残りのお湯ごと捨てる時、流し台などそのままお湯が流れても大丈夫なところはそのまま外してください。
そうでない場合はドリップバックをカップの真上に上げ、カップとドリップバックの間にボウルをいれると周辺が汚れず片付けられるかと思います。

コーヒーの抽出の後半やコーヒー豆の分量以上の容量を淹れてしまうとカテキンという要素が抽出されるようになり、コーヒーの後味がお茶の苦味のような雑味感覚が増してしまうためです。